タイヤヤ

まずは優勝おめでとうございます。非常にゾクゾクする始まりで最後まで圧巻されました。重圧な音かつリズムパターンなどの変更があり飽きずに聴くことができます。選曲や繋がりも非常にストーリーのようで楽しく聴くことができました。普段からふるのさんのアイマスアレンジなど大好きでしたが新たな一面が見れてすごく良かったです。

キットカットおいしい

にしたけ

大内乙打

アレンジの成せる業でもあると思うのですが、一曲目から雰囲気に引き込まれていました。「ニコニコメドレー的」じゃない選曲を増やして、楽曲の文脈よりもメロディや演出に集中させていたのも妙案だったと思います。『lost found melody』が大サビでめちゃくちゃ印象的に使われていたのもアツかった。あ、あとここだけの話ですが、僕実は『Indignant Divinity』好きで、選曲刺さったポイントが少しだけあります。

きっかん

君と旅する４分９秒

タグに付けられてますが、『エンディングだぞ、泣けよ。』の一言につきますね。まるでTASさんが任意コード実行して高速クリアしたロックマンのようでした。裏で「ﾌﾞﾊｯw」って笑ってました。アレンジもよく、フォントなどもしっかり凝られていて楽しく聴けます。Butter-Flyのところ駆け抜け土星のゆうさくを同じFullKenさんなので思い出してしまいます。

参加作品の中でもかなり音ＭＡＤを作りやすいメドレーだったのではと思います。音作り・ＭＩＸ・アレンジの音楽的な側面の技量も高いと感じました。テーマによる雰囲気も良く出ていて、尖った作品の多かった今企画でバランスの取れたメドレーなんじゃないかと思ってます。

ニコニコメドレー「完」

聞いてこれが何か気付いた瞬間叫びました。こんな手法もありかと…
そして一発屋で終わらない技術力とアレンジ力が備わっている恐ろしさ。前編アカペラであることを生かした雰囲気づくり（アレンジ）もよく表現できていると感じました。

アカペラ形式でのニコニコメドレーは異色の存在でしたが、「流れゆく楽曲を楽しむ」という王道の楽しみ方はこれでもかと味わえました。アカペラならではのすさまじい緩急と、盛り上げるところでしっかり盛り上げる構成・歌唱……、絶対打ち込みにせずにアカペラにして正解だったと思います。

ぐっどらっくみきょく

初っ端の出囃子の入り方からとてもワクワクさせてくれる…！
恥ずかしながら全体として知ってる曲が3曲ほどしかなかったのですが、
それを感じさせないくらいの展開とアレンジ、動画演出でした。
PVや絵も全部手描きで再現してることに気づいたときはただただ驚きました。

講評後にコメントでお笑いネタでまとめたと知ったのですが…まさに一本取られましたね。

ニコメド界隈及び、ニコメドそのもの自由度がよく分かる作品が多いと感じた今企画ですが、この作品は正当派な自由度と作りこみが凄い作品だと思いました。音作りやアレンジもよかったですが、前編通しての調教・手書きアニメーションMVはすごい！

Ent-art Med

正直ビックリものが苦手なので最初運営側から注意喚起があったときは審査員席から逃げ出そうとも思いましたが思ったよりは大丈夫でした(ないとは言ってない)
ビックリ要素にせよそもそものストーリーラインにせよこういうのはアレンジが説得力を生むために重要な要素だと思っていますが、その辺はしっかりされていたと思います。
だからこそ最後よりハッピー感を生むために動画のように万雷のスタンディングオベーションの音が欲しかったなあと…

5曲目『それではみなさんさようなら』の、アレンジがほのぼのとしているのに「絶対これまだなんかあるじゃん」と思わせる感じ。構成やお膳立てが適切に機能しているからそういう想像に至るんだなあ、と感じさせてくれました。マジで余談だけど、「検索してはいけない言葉」に思いを馳せちゃってちょっと損しました。やりやがったな～～。

あなたの心を揺らします。

柔らかな打ち込み音源、ボーカルメドレーで歌詞を繋げた表現、手描きアニメ…
作者の持つあらゆる技能をフル活用して一つのテーマを表現した作品でした。
途中のタグが目まぐるしく変わる駆け抜け演出が本当にすごく、
初見時には審査メモをほっぽり出して身を乗り出して聴き入ったのが思い出に残ってます。

ニコニコへの感謝の気持ちがとても詰まった作品でした。ありがとう。

二番手でこんなのが出てくるこの企画魔境か？？？？？
　界隈外の人間だからなのかは分からないのですが、こんなに正統派ダークホースが飛び出してくるこの企画は改めてすごいと思います。ニコニコの“陽”をこれでもかと前にだしつつ、“陰”も仲間外れにしてないのは“陰”の人間としても好印象でした。

笑顔に愛を

「複数曲を一つの楽曲に再構成」がコンセプトのメドレー。
まさか8年越しに新作が出るとは思ってもいませんでした。
前作も素晴らしいものでしたがアレンジの音色故にどこか「ニコニコメドレー」感が出てしまっていたのですが、このtrack2に関しては完全に1つの曲って感じの仕上がりです。
本当にありがとうございました。(感謝しか出てこないタイプのレビュー)

WMPをキャプチャで再生しているのがとても印象的なスタート。
駆け抜けるに近いような流れるような繋ぎと爽やかなアレンジが本当に気持ちがいい。
4分半でここまで展開作れるのすごいと思う。4分半という長さも相まってまるで1曲のシングル曲のよう。

個人的にはきしめんここ使うの珍しい…と思ってからのStar!!の繋ぎがお気に入りです。
あとユニバーページがアレンジ含めほんとすきなんですよ…

ニコニCD track2

Med1企画を意識した始まりが印象的。
原曲重ねですがとてもきれいに合わせていて、気づいたら身体が動いてしまいます。
映像もうまく色味や雰囲気合わせてとても丁寧だと思います。選出のエッジが強いのはいい個性。

個人的には映像つけるなら重ねである部分がわかるようにしたほしかったかも…
あとでかでかとしたダイマには思わず笑ってしまいました。

みんな踊れ～！　「下地に別の曲を流してその上に乗せる」という手法で全体に一体感を持たせるのはいいですね。原曲メドレーは素材の味が残るのでこのあたりに苦心している人も多いのではないかと思います。改めて聞くとあんまりダンスとかパーティ関係ない曲もちょくちょく入ってる気がしますが、動画とノリの良さでハシャげてしまったので、オッケー！

にこぱ

初っ端のワープスターの入り方とメタナイトのアレンジでもう期待度が高い。
Big blueや洞窟大作戦、RED ZONEのギターなど、細かい音作りやアレンジもとても好みです。
つなぎ方とかも独特というか、REDZONE→めいあいへるぷゆー→アスレチックとかなにしたらそんな繋ぎ思いつくの。
BPMも大きく変えてるのに破綻させてないのもすごい。

タイトルや映像含め、自分のやりたいコンセプトを臆せずに堂々と出してるのはわかりやすくてよかったと思います。
ただ、それだからこそ高密度繋ぎや縛りのない自由な展開を期待してしまった…という部分もありました。

「よく自分がニコメドで使っている（気に入っている）曲が縛りです」というのは、それを面白がってもらうのに前提知識が必要だからリスキーな行為だと思っています。でも、「好きな曲を繋げたから聞いてくれ」という目的では肯定されますね。布教用のセトリというやつです。『戦艦ハルバード：甲板』『FREEDOM DIVE』など曲単体で印象に残るものが多かったゆえ、ちゃんとそれが果たされていると感じました。

うぃんな二十二天王

ま、まずくねぇかこのメドレー…
　しょっぱなからニコメドでこんなことするとアリかよｗｗｗと笑ってしまいました。こういうネタの多さや広げ方、ツッコミの入れやすさは非常に音ＭＡＤっぽく、高評価でした。そもそも人力してたりSUSURUがいたりするんでまんま音ＭＡＤな気もしますが。

「ニコメド的構成」という概念を逆手にとって、「サビを使っているけどこの作品的にはサビではない」という表現にシュルクを用いるのは一つの発明ではないでしょうか？　番外戦術があろうとなかろうとニコニコメドレーでしか成しえなかった演出であり、必然性のある構成、ネタの仕込みだったと思います。それゆえこれはニコニコメドレー以外の何物でもないのです。

SongModoki

すごくシャニマスっぽい感じを出しておきながら結局入っていないのは意図的なのかどうなのか。
ニコニコメドレーとしてはまったりめなテンポでありながらも重ねとかを効果的に配置して単調さを感じさせない1日目トリのデザートとして美味しいメドレーです。
全体的に長調で本来短調であるロストワンの号哭もそういう改変をしていておお、と思ったのですが逆にそれが前後の構成としては浮いちゃったかな感。

全体的に爽快感があり、『バンバード』『コースクリアファンファーレ』『ロストワンの号哭』あたりの使い方が好きです。Bメロをちゃんと使う作品が個人的に好きなのもありますが。蛇足気味ですが、このタイトルでアイマス関連曲が多いにも関わらずシャニマス関連の曲がなかったのには少しだけ「あれ？」と思いました。意図的？

シャイニースターズ

Vtuberグループホロライブ所属の猫又おかゆさんが昨年オンライン上で開催したライブのセットリストで構成されたメドレー。
セットリストの8曲を1つ1つ繋ぎ合わせていくというよりは1回使った曲を都度再登場させるなど絡み合わせていくような構成が印象的。
そんな構成と原曲の持つ要素も相まっておかゆさんのどこか掴みどころのないもどかしい雰囲気がうまく表現されていたのではないかと思います。

音源自体が特別すごく強いというわけではありませんが、自分ができる限りの良いアレンジをしようという思いが伝わりました。ギターの打ち込みはDTMの中では難しい部類なので大変だったと思いますが、終わりのハーフミュートであったりギターらしさをしっかり出そうとしているのも良かったです。何より『好き』を伝えようとしていて印象がよかったです。

雨の粥

勢いとカッコよさで十分楽しめる作品でした。映像もだいぶ手が込んでいて凄いですね。
終盤のマーシャル・マキシマイザーが満を持して感があってとても納得感がありました。

音はまだまだ荒削りなところを感じますし、最終版のアンヘルの音のぶつかりが気になったとかもありますが
トータルだとノリノリで聴けた、楽しかったという印象が大きく感じられました。
タイトル含め、一つの作品としてのまとまりがよかったと思います。

最初数分「懐かし系でいくのかな？」と思っていたら『はやくそれになりたい』以降令和のニコニコメドレーになりタイムスリップを果たしました。いっそ「過去から未来に進行していく」みたいな構成でも面白かったかもしれません。盛り上がるところで主役がちゃんと来て締める、という心意気はとてもよかったです。

NICONICO MAXIMIZER

既存の小説を原作としたニコニコメドレー。
残念ながら簡単なあらすじを知っている程度なのでこれがしっかりとリンクしていたかを論ずることは出来ないのですが、タイトルのようなどこか切ない雰囲気は出ていたと思います。
これは経験談(?)なのですが小説をメドレーにするときは曲を長めに使うよりはあえて短めに切り取ったほうがより自分の世界観に持っていけるのでおすすめです。

こういった静かなメドレーもいいですね。
控えめな映像と歌詞表現は講評でも賛否ありましが、個人的には雰囲気を出しててよかったと思います。
音源とアレンジ力が相まって聴き心地がよくて何度もループできてしまいそうです。

隅田川への展開、初見時にぞくっときたのが印象に残っています。

帰らぬ星、想う花は

色々とコンセプトの時点で変化球が多く投げられてきた今回の企画の中で正面から"ニコニコメドレー"を投げ込んできた感じのメドレー。
もし企画とは関係なしに普通に投稿されていたらネタに物足りなさを感じてしまったかもしれないですが、このあらゆる意味で曲者が揃った面々の中ではとても安心感を覚えました。
まだ昨年にデビューしたばかりの作者さんということもあって非常に伸びしろを感じました。

曲同士の繋がりなどは非常に良いと感じました。選曲も刺さるものはありました。ただ緩急の付け方がすこし甘かったりしましたのでこちらも厳し目に採点した記憶があります。ミックス部分が一部の音だけが大きかったり(片道きゃっちぼーるの「ドーナツになるより」の部分とか)、ところどころバランスが悪かったのでここらへんは作品を今後作っていく上で気をつけていただければと思います。

MagicalWORLD

爽快な始まりで、後ろのドラムもただコピペしたようなものではなく、ところどころにフィルインを入れているのがすごく好印象でした。重ねや繋ぎも違和感もなく聴けましたのですごく良かったです。途中のオケヒゾーンが場面転換としては長めに尺を取っていましたが個人的にはもう少し短くてよかったかなと思っております。

重ねのアレンジ力や構成力が高いと感じました。音ＭＡＤでの流行りの曲も新しいのから古めの物もあり、一応古参の自分としては嬉しかったです。選曲の幅の広さが音ＭＡＤ合作の使用曲としてはよいのですが、メドレーとしては音作り・MIXに一捻り入れてほしいと感じました。

Nico Rapid

まず目を惹いたのはアニメ楽曲とかでも基本声優さんのPVとかライブ映像を使用しているところ。
諸々のコンテンツは中の人の努力によって成り立っていることを思い起こさせてくれる画期的な試みだと思いました。
なのでいっそのことそういう"アイドル"(便宜的表現)縛りで成り立たせてもよかったかもと思います。
ほかにも原キー縛りや本家M1のタイムオーバーネタなど小ネタが光る一品でした(まあ自分はあとがき見るまで気づけなかったわけですが…)

全体的に安心感のある構成で聴いていて楽しく、なわさんの好みもしっかり反映されていえるいい作品です。アレンジ部門としての評価点では厳し目の点数を付けましたが、良作品だと思います。厳し目にコメントするのであれば『良い作品だけど優勝を狙いに来た作品ではなかった』といった印象でした。

Niconico Ginger Ale

DJを始めた女の子が横須賀の公園でステージに出るっぽいコンセプトのメドレー。
着眼点は面白いですがそのコンセプトと前半の常務執行役員(22/07/01付け)縛りとはやや相反してしまうかなといった印象。
生放送時はラグの影響かところどころに不自然な切れ目を感じたのですが動画ではそう感じなかったので一安心。
この不慣れな感じももしかしたらこの女の子が一生懸命作り上げてきたからなのかもしれない…

この作品はあまり審査員としてはあまり良くないかもしれませんが、よしくん好きとしてかなり厳し目の採点をした作品になります。曲の旨味などが少々活かしきれていない印象があります。最初てっきりよしくん縛りなのかなと思ったのですが、途中から違う曲も入ってきたのでどういう意図があったのかわかりませんでしたので、もしそういう解説ブログなど出されたら読みたいと思っております。

メドレー「PERMIT」

かのThe_World_of_Komuro以来、かは曖昧ですが小室進行メドレー。
あちらは原曲が小室進行である楽曲で構成されているのに対してこちらはあくまで小室進行で作られたメドレーです。
なので原曲が小室進行とは限らないのですがそれが逆にコンセプトを薄めてしまったか。
まだデビューしたてということでよくも悪くも初々しい感じです。

流れるような駆け抜け繋ぎ楽しいです。ラッシュゾーンで一気に盛り上がるのも含め展開いいですね。
駆け抜け表現で映像細かく切り替わるのは新しい。コメントで曲名職人ついてさらに盛り上がりそうだと初見時思いました。

また、初期のニコメド黎明期を思い出す音源の雰囲気、個人的には懐かしさを覚えてすきです。
全体を通して、ニコメドとニコニコが好きで楽しんで制作したというのがよく伝わってきます。
今後の作品がさらに進化しそうという期待を持っています。

ニコニ☆コムロシンコウ

わかる曲多かったのもあってすんなり入りましたが、個人的には聴きなれた曲だからこそ聴き心地にちょっと気になってしまいました。
ニコメドとして押さえてるポイントは押させてるのでもうちょい耳コピ力やアレンジが変わると化ける作品だと思います。
ポテンシャルはとても感じましたし今後がとても楽しみです。

個人的には柴又の独特なアレンジとグリーングリーンズ→タッチのつなぎがお気に入りですね。

スマホで制作したと聞いて、スマホ勢の流れは音MAD界隈だけではないのだなと。音MADっぽい選曲が多かったのが好印象で、曲の重ねの多用など意欲作だと感じました。ただしアレンジやMIXはまだまだかなと感じた評価をさせていただきました。スマホだから良いものが作れないという訳ではないので、今後もいろんな表現や制作に挑戦してみてほしいです。

千変万化

ネタかぶりしちゃいましたね。同じコード進行でずっと続けるということは人によっては『手を抜いてる』と思われてしまいます。私がリフレイン系のメドレーをよく作るので厳し目になった作品です。また終わり方も急に終わってしまったので流れも曖昧でしたから残念でした。この作品は恐らく小室進行縛りではなく、小室哲哉さんの曲でメドレー作るほうが良かったのではと思いました。

「頻出の曲が多くてつなぎや重ねに集中しやすいなあ！」と頭に巡り、「ニコニコオールスター的選曲というよりもはや『ニコニコメドレーオールスター的選曲』なのかもな」と気づきました。聴き馴染みがある分新規性を出すのは難しく、締めの唐突さなど気になる部分が目立ってしまったのは少し残念でした。

ニコメドsmallROOM

まずはアレンジ部門で最低点を出してすみませんでした。作品について言えることは『やりたかったこと』に『技量』が追いつけなかったというのがあったと思います。かなり厳し目の意見を出しましたが、他の人がやらないようなことに挑戦した姿勢はすごく評価しております。如何せんテーマの伝え方やアレンジ力などが追いついてない印象なので今後の成長が楽しみに感じます。

正直に言いますが、初手でこれがくるこの企画魔境か？？？と感じました。
自分は音楽理論や進行に疎いのでアレンジのギミック等は一切加味しない評価をしてしまいましたが、改めて聞くとこの雰囲気は出そうとして出せるものではないのかと思います。
ドラムがサンバっぽくて聞いてくと癖になりそう。

結果